痛風発作 | 痛風 ・高尿酸血症外来
痛風発作 はある日突然に始まります。
足の親指のつけ根の関節などに起きやすく、耐えられないほどの痛みとともに、関節が大きく腫れあがります。
痛風発作は、尿酸の結晶が関節に付着することが原因で起こってきます。
特に急な尿値の変動があったときなどに、発作症状のように激しい痛みが出てくるのです。
朝起きたら突然痛くて気付くという方も多くいらっしゃいますね。
足の親指のつけ根の関節に症状が出ることが多いですが、左の絵のように色々な関節にも症状がでることがあります。足の甲が腫れる方も多くいらっしゃいます。
痛風の診断は血液やレントゲンだけで判断できるものではなく、症状の経過をよく伺うことが診断の助けになります。
季節的には、これから暑くなる6月頃から、夏の暑い季節に痛
風発作は起こりやすい印象です。暑さで体内の水分が汗になって出てしまうのに、汗からは尿酸はほとんど排泄されず、血中の尿酸の濃度が高まるためと考えられています。ですから、水分を十分に摂ることが、すぐに出来る予防策になります。
普段の職場の健康診断で尿酸値が高いと言われたことのある方。今は症状はなくても、尿酸値が高いまま放置していると痛風発作を起こす可能性が高くなります。
尿酸を「雪」に例えると、痛風発作は「雪なだれ」です。
どういうことかというと、高尿酸血症が続いて、体に尿酸がたまっていったとしても、屋根の上の雪のようにたまっているだけなら痛みは出ません。ですが、その雪が何らかの理由で屋根から下にどかっと落ちるときに痛風発作が起こると例えられるのです。
もし、いままで尿酸値が高いと言われたことのある方は、痛風発作を起こしていなくても、尿酸値を下げることが痛風発作の予防になります。