痛風と高尿酸血症 | 痛風 ・高尿酸血症外来

痛風の治療

 

 

治療(発作時)

 

痛風

 痛風の治療薬には、大きく分けて2つあります。「痛み止めの薬」「尿酸値を下げる薬」の二つが主に使われます。

 痛風発作が起こったときには、まず関節の炎症と痛みを和らげるために患部を冷やしたり、「痛み止め」を服用していただくことになります。なぜなら、発作が起こっているときには、尿酸値を急に下げるとかえって痛みが出ることがあるからです。

 

治療(発作がおさまってから)

 

 

 痛風発作の痛みがおさまったら、「尿酸値を下げる薬」の服用を始めます。しかし、尿酸値を急に下げると関節にたまっていた尿酸の結晶が一気に溶けて、また痛みが出ることがあります。ですから、「尿酸値を下げる薬」は少量から飲み始めて、徐々に投与量を増やしていきます。

 

 

 

 

 そして、尿酸値が6mg/dL以下を目標にして血液検査で確認しつつ治療を続けていくことになります。尿酸値が下がった状態を保つことで、関節などにたまっている尿酸の結晶が少しずつ減って、痛風発作の再発を防ぐことができるわけです。ですから、尿酸値が下がってからも薬は当面継続することが治療の基本となります。

 

 

 

 

 飲み薬の治療がまず効果的ですが、食事や生活習慣にも気をつけていく必要があります。プリン体の多い食品を習慣的に多く食べる方がもしいらっしゃったら、食生活を見直してみましょう。

 

痛風予防 食事